アサヒ飲料杯争奪 JFT 全日本グレトーナメント

| ◆ いよいよJFT全日本グレトーナメントです。この舞台のために、家族から愚痴られ、金をつぎ込み、体にむち打って、釣りを続けてきたつもりです。 数週前から子守の合い間に、スレ針作り・オキアミエサ作り&処理・ダンゴエサ作り・道具のチェックとすべてぬかりないように準備を続けてきました。 大会は10・11日なので、前日の9日に宇和島に入ります。今回はシード選手の三宅さん、本部推薦の小野先生、フレッシュで勝ち抜いた守ちゃんとぼくの4人で一緒に行くことができます。 フィッシングうちうみにてエサの準備です。JFTだけはエサがいくらあっても足りません。購入した配合は箱単位、練りエサをはじめとする付けエサまで箱買いで金がいくらあっても足りません… (ーー;) ◆ ほんで、前釣りです。おおよその予想から、ぼくは守ちゃんと九島周りの「鍋島」と「十割」の磯で練習します。 まずは、鍋島から… グレが出てくるまでに時間がかかりましたが、出てきだすとオキアミエサで入れ食いです。コッパが気になるものの、悩むことなく釣れます。1時間半の練習で、守ちゃん14尾・ぼく15尾で30cmオーバーもかなり釣れました。 万が一、ここで1回戦突破して、福良名人と対戦したら… 想像しただけでゾッとします…。福良名人はJFT記録2時間32K(64尾)という記録を持ち、恐ろしく手返しの早いオキアミ釣りの名人です。間違いなく「安楽死コース」決定です…。 (>_<) ◆ 次は「十割」に瀬代わり… ここは、「十割釣れる!」ということで、名前がつけられたJFTでは必ず使われる磯です。 「鍋島」とは目と鼻の先ですが、状況はまったく違い、コッパ・30cmもあろうかという良型のアジもぶれです。 ここはダンゴエサしかありません。数種類のダンゴエサを試しつつグレの動きを見ながら釣っていきますが、なかなかキーパーが取れません。 そんな中、守ちゃんはダンゴで無理と思えば、すかさずエビに変えるすばらしい反応で、2時間で7尾、ぼく4尾の釣果でした。数年前まで針さえ満足に結べなかった守ちゃんが、ここまで上達しているとは思いませんでした。これも週に3日というキチガイの釣りを続けてきた賜物でしょう。 小野先生は九島の「テトラ」「カメ」で、三宅さんは只波(タダナミ)周りでそれぞれ練習しました。磯1つ変われば状況はまったく違い、エビ・ボイル・ダンゴ・ムキミとすべての釣りが出来ないと状況に対応できません。これが、JFTの難しさであり、魅力なのでしょう。 |

◆ 〜準備&前夜祭〜浜崎渡船場にて明日本番の準備。我々同様皆エサの量が半端ではありません。これだけのマルキュー製品を消費する大会はそうそうないでしょう。 ここでしか見れない名人の本気のエサ作り、付けエサ作り。ものすごく勉強になります。 ほんで前夜祭会場のクアホテルに場所を移して、前夜祭〜。 八郎さん、宮川さん、高野さん、福良さん、吉田賢ちゃんさん、柳生さんらJFT王座の名人をはじめ、全国を代表する磯釣師が集う、そうそうたる顔ぶれです。(宮川さんは事情により出場されませんでした。) 明日の釣り場が発表され、「A船は高島周り、B船は只波周り」と発表されます。「へっ!?高島???」高島は去年使われた方面ですが、場所ムラがひどく「まさか使わないだろう。」と誰もが言われていた方面…。どこに上がるかはわかりませんが、ぼくと守ちゃんはA船なので、高島の可能性もあります。 前夜祭後、急遽2人で喰い渋り対策用の付けエサを準備し、道具も見直します。 ここで、調子に乗って飲みすぎてはいけません。っと言っているのに小野先生は前夜祭後も柳生さんの部屋で酔いつぶれ、柳生さんから「頼むから連れて帰ってくれ指令」が出ます。こっちは準備でおお磯がしなのにヤレヤレです…。 ◆ 試合当日ー!寝たと言っても2〜3時間しか寝ていません… 予備マキエを含む大荷物で「はまかぜ」はすごいことになっています。 組み合わせ一番最初のぼくは、すぐに呼ばれ昨日の予習どおり「鍋島」です。 磯上がりをしていると、2回戦分のエサも持っておりるよう言われます。想定外の出来事です…。 急いで山積みの荷物をかき分け、予備エサ用のイグロを探し出し、ビニールに入れた予備エサ1つをとりあえず持っております。 ◆ 〜1回戦〜 1回戦の対戦は千葉のフレッシュ予選を勝ちあがられ、ぼく同様2回目の本戦となる土屋さんとの対戦です。 昨日の前釣りで、「鍋島」を2つに割った左側の釣座は、シモリが張り出しており、取りにくい上に磯が低く、船が通るたびに波をかぶります。しかし、昨日はこの左側のほうが型が獲れました。だだし、昨日も2発シモリで飛ばされています。 ジャンケンの結果、この左側からスタートです。とにかくおちついて丁寧にを心がけます。 ![]() 魚が出てくるまで10分程度時間を費やし、コッパの中からマキエの打分けで、ポツポツキーパーを拾えます。 昨日同様、30オーバーも数枚まじり、やっぱり左の釣座のほうが右に比べて型がよいようです。 あれほど注意していたにも関らず、2発シモリでバラす始末…。 おまけに釣座交代間際に釣れたキーパーが手から滑り落ち、海に戻っていってしまいます。あせらないよう言い聞かせたのに、やっぱりあせっているのでしょう。 交代後、右側はコッパの数が多いものの、沖目でキーパーを拾え、結果6k対4k(19尾:13尾)で2回戦、福良名人への挑戦券を頂きました。 ◆ 〜2回戦〜 2回戦、ここで勝てないとこれまで練習した意味がありません。 エサを補充しますが、1試合分2袋に分けた予備エサを、1袋しか持って降りておらずバッカン3分の2しかありません。 ボコボコにやっつけられるのを覚悟して試合開始。今度は右釣座からの順番です。 1回戦の後半同様、沖目へのマキエの打ち分けで、どうにかオキアミエサでも勝負できます。1回戦でエサが入ったためか、グレの活性も上がり、30クラスが入れ喰いになります。 左側の福良名人はコッパに手を焼かれている様子。しかも、シモリにグレが張り付き高切れを起こすトラブルを起こされチャンスタイム到来です。リードできるだけリードしておかなくてはなりません。死に物狂いで前半釣って交代です。 交代時、観戦していた土屋さんも「だいぶリードしてますよ。」と言われます。 「厳しい」と思った後半も3尾に1尾の割合でキーパーが釣れます。 福良さんは次に使うオキアミを口にくわえる独特の”鬼の手返し”で釣られております。 前釣り、初戦の経験から「左に入ったらシモリに注意!」でバラシもなく乗り切れます。 残り10分くらいから次第に「勝利」を意識してしまいます。これまでの経験から試合中に「勝った」と意識して実際勝てた試合は1試合もありません。しかし、今回ばかりは自分でもかなり釣った実感があり、試合終了と同時に「勝ったかも!」と思いました。 ◆ 試合を終えた福良名人も、「完敗や…数でも型でも負けとる。」と言われます。 ほんで検量…。福良名人の魚を数えると39尾、バネバカリで12900gです。 正直、これだけ釣られているとはまったく思いませんでした…。ほんで、ぼくの魚を数えると、37尾。2尾足りません。しかし型が揃っているので祈る気持ちでバネバカリを見ると、12800g… 100g足りません…。 放心状態になりました。 ![]() 僅差なのでデジタルばかりで計り直すと、13610g対12890g…720g差で敗退です。 これが現実… 福良名人相手に試合中に「勝ち」を意識してしまった自分が恥ずかしく、情けなくてなりません。やはりJFTシードの壁は越えられませんでした…。 一瞬の気の緩みも許されない試合で、心のどこかで緩めてしまっていたのでしょう。悔やんでも悔やみきれません。 ◆ 万一これを勝っていて、守ちゃんも勝ちあがっていれば守ちゃんとの対戦のはず。 こちらも予習どおり「十割」の磯で対戦した守ちゃんの組を迎えに行きます。 ほんで勝ち上がっておられたのは、JCチャンピオンの高岡さん。 守ちゃんも初戦高岡名人との対戦で、勝ちを意識してしまい、枚数は1尾リードながら重量で100g差の敗退とのこと。2人で反省します。 ◆ ほんで見学。3回戦は「真坂(マサカ)バエ」で行われた福良さんと高岡さんの対戦です。 コッパまみれで到底エビエサでは通用しない中、両者オリジナル練りエサを駆使された攻防です。 このダンゴ勝負を福良さんがものにされ準々決勝進出。 ◆ 準々決勝は「十割」の磯で、福良さんVSニャンコ先生こと藤原先生との対戦です。 この試合は藤原先生の釣りをじっくり見学させてもらいます。これまで藤原先生から学んだ点を参考に「この状況、自分ならどうする?」を意識して見学します。 ここもダンゴ勝負の釣り。前半は、藤原先生ややリード。後半も残り少なくなった終盤に、福良名人がオキアミエサにチェンジされ怒涛の追い上げ。このコッパ・アジもぶれの中からエビエサでキーパーを獲られる釣技に唖然としました。 検量の結果、僅差で福良さんが勝ちあがり明日の準決勝に進まれます。 しかし、藤原先生の釣りもひじょーーーにすごい!ぼくの3倍パターンが豊富です。 ◆ A船からは福良さんと、小野先生、柳生さんの中国勢を撃破された八郎さん。 B船からは、王座連覇中の高野さんと唯一中国勢の小松ちゃんがベスト4に残られておりました。 三宅さんも高野さんに3回戦で敗れたもののシード権はキープ。 あれだけ昨日酔いつぶれていた小野先生も、1回戦から試合ながら、シード選手の児島弘明さんを破り、シード権返り咲き。3回戦で八郎さんと対戦されました。この体力にも脱帽です。 |
◆ 反省会〜っといきたいところですが、張り詰めていたものが一気に切れて、気がついたら翌日の朝となっていました。◆ 準決勝。高野さんVS小松ちゃんの試合が、昨日ぼくの上がった「鍋島」にて行われます。 これを見学。ぼくが釣ったところをどう攻められるのか?非常に興味があります。 昨日はオキアミ一本の釣りでしたが、高野さんはオキアミ・ダンゴ双方を駆使され、これまたグレ釣りマシーンと化し「鬼の手返し」で何枚釣られたか忘れさせるスピードです。 はたまた、早いだけではなく、すべてが正確で、投入のミスはまったくありません。「一体この人は何を燃料に動いているのだろう?」と思わせるマシーンぶりです。 ポイントの見極め、エサの使い分け、タイミング、とものすごく勉強になったこの試合。結果、高野さんが小松ちゃんの挑戦を退け決勝進出です。 ◆ 一方、「只波3番」で行われたB船の準決勝もう一試合。八郎さんVS福良さんの師弟対決。 ![]() 昨日、10k超えの釣果が出ているこの磯ですが、今日は打って変わって釣果が伸びなかったらしく、福良さんが僅差で接戦をものにされました。 ◆ そして、決勝戦。九島「立石バエ」にて高野さんVS福良さんのグレ釣りマシーン対決です。 ここ立石バエは、JFTトーナメントの際、当時使っていなかったこの場所で、立石宗之名人が当時のJFT記録となる12kの記録を出され、「立石バエ」と命名された磯です。 「立石バエ」は目の前に養殖イケスがあり、ダンゴ場として有名な磯です。 マシーン同士の対戦、むちゃくちゃ早く、なおかつ正確な両者の釣技に観戦者全員息を呑みます。どれぐらい早いかを参考のため、入れ喰いパターンの時、計ってみると、道具の投入から魚を取り込み次の投入までなんと40秒!間違いなく 人間ではありません… (@_@;)明らかに福良さんの魚のほうが、数・型ともに勝っていると見学の誰もが思った検量。 なんと!枚数では高野さんが1尾上回っていました。しかし重量は福良さんが上回り、JFTトーナメント2連覇という偉業を達成されました。 ◆ 今回2回目のこの舞台、前回にも増して衝撃をうけ、日ごろまず学べない多くのことを教えてもらいました。 やっぱりこの舞台で上位に立つ名人の釣りは誰が見ても衝撃をうけるはずです。 今回ばかりはほんまに”性根”が入りました。イカはほどほどに「グレ専念!」。今まで以上に努力します。 |
| 本日のタックル&エサ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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