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磯釣をはじめ数年がたったある日、僕は常々尊敬していた方よりこんなお話を聞きました。
・・・「釣人」と「釣りをする人」の違いがわかる?
釣りをする人って言うのは、とにかく釣りするだけ。せっかく釣りに来て、自分の思うようにならないと
気がすまない。例えば、「あそこがいい。あそこじゃないとダメ。」とポイントはいつも自分の思うとおり。
周囲にかまわず、思う存分自分の釣りをし、ゴミはそこに置きっ放し。帰りの船では寝てるだけ。
確かにこの人は1日思う存分釣りを楽しんだでしょう。「釣りをする人」ならこれでいいのかもしれない。
でも、これってちょっとおかしくない?
ゴミのことは、社会人として最低限のルールで、釣りうんぬんの話にもならないかもしれないけど、
周りの人に気使い、自然に感謝することができてこそ、「釣人」って言えるんじゃない?
釣を通して、自分を見つめなおし、自分を磨いていく。これが「釣道」よっ!・・・
皆さんどう思われます?僕はこの話を聞いたとき、イナズマが僕の体を突き抜けました。
釣でメシを喰うわけでもなく、ただ自分の欲求を満たすためだけの釣。その中にもルールがあるのは当然ですが、
もっと深く考えれば、「人間どうあるべきか?」と考えさせる哲学が存在するのです。
どんな哲学か?何が答えか?それがわかれば、釣に没頭することはありません。わからない、答えが出ないからこそ、
釣人は日々、竿を振るわけです。
「大きい魚を釣りたい。」「トーナメントで勝ちたい。」「テスターになりたい。」様々な、欲が
少なからずあるのは当然です。釣れないより釣った方が・・・、負けるより勝ったほうが・・・
なれないよりなったほうが・・・と思うのはもっともです、しかしそのことだけに固執して、
ふっと振り向けば、誰もいない・・・。
僕が、人生の分岐点に立ったとき、選んだのは「釣道」です。(たぶん・・・)
多くの釣人に支えられ、はたまた、釣をしない一般の方々の、釣に対する偏見が、僕と付き合っていただくことで、一人でも多くの方から
取り除かれ、あわよくば、「あぁ、あの釣バカの人ね。」と言って頂けるよう、釣道に邁進してゆきたいと、思います。
on the road・・・僕は今、釣道を歩んでいるんでしょーか?
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