B8 北海道麻疹ゼロ作戦

北海道小児科医会、札幌市小児科医会
富樫武弘、堤裕幸、錦谷靖彦、門脇純一、南部春生

「目的」平成13年5月、北海道小児科医会総会で決議された「北海道麻疹ゼロ作戦」を実践する事を目的とする。
「方法」平成
1212月から1年間北海道全域で麻疹の流行があった。定点からの報告をもとに、流行の規模を推定した。北海道内で小児科の入院施設をもつ95ヵ所にアンケート調査を行い、入院を要した麻疹の全数調査を実施した。ワクチン接種率を市町村毎に調査し、接種率向上方法を検討した。
「結果」平成
13年中に札幌市では910例の麻疹患者が報告された。これをもとに計算すると、北海道全体では約13,000例発症と推定される。同年中に680例の麻疹患者の入院が確認された。これらは3歳未満のワクチン未接種者が大多数を占めた。平成1311月ワクチン未接種の17歳女子高生が脳炎で死亡した。ワクチン接種率は、北海道79.0%、札幌市86.0%であった。「考察」北海道小児科医会は行政、報道機関等とタイアップして、今後4年以内に北海道から麻疹ゼロとする作戦を開始した。