砲丸投げの指導について
@砲丸の練習場について
角度のラインと中央線
を必ず引く。
A砲丸の持ち方・・・地面に砲丸を置き,利き手で砲丸を上からつかみ持ち上げる。
人差し指,中指,薬指の第三関節部分と親指は砲丸が落ちないように両側から支えるよ
うにする。野球のボールのように,小指と親指をはずさないようにする。
B砲丸の保持の仕方について・・・鎖骨と下顎の間に,首の真横よりやや前で保持す
る。投射の動作中は,手をこの状態より下におろしてはならない。また砲丸を肩の
線の後方に持っていってもいけない。
Cスタンディングスロー・・・スタンディングスローとは,グライドをしてきて止ま
った時の投げの構え(パワーポジション)からの投げを言います。
左脚を軸に右脚を蹴って立ち上がり突き出す。スタンディングスローは大切。
砲丸の位置,おへそ,お腹,右足,左足,ひざ,左腕との関係。身体のおこし。
Dグライド動作・・・サークルの後方に両足をつけ立つ。1で左脚を軽く上げ,その
上げた分だけ状態を傾ける。2で上げた左脚を元の位置までに引きつけると同時に,
右脚を曲げる。(右投げの場合)小さくかがむ。脚力に応じて。
E砲丸の飛距離は砲丸が手から離れる時の@高さ,A角度,B速さで決まる。速さが
一番に影響する。
F私がつねに注意してみているポイント
・右足の蹴り,(足裏全体で)重心の移動,左足の後方への蹴りによりグライドの
スピードをあげているか。
・砲丸がつねに加速されているか。重心を移動させながら投げているか。
・左足がまっすぐ後方にひかれており,ブロックができているか。左足の踵に注目
・右足がしっかり動いているか(サークルの中心へ)
・パワーポジションの時に右腕をひきすぎていないか。円運動にならないように。
・グライドからパワーポジションまでの動きがスムーズで、上体が起きてないか。
顔がのこっているか。
・突き出しの際に右足が地面から離れず、右踵があがっているか。
・ファウルをして投げていないか。
・安全に配慮したり,声を出して投げているか。
技術的な問題点と解決方法
問題点1・・・グライドがとまってしまう。
原因として,グライドの際に,右脚と左脚を一緒に着地してしまう。
右脚をついてから少し遅れて左脚がつくようにする。(右投げの場合)
問題点2・・・前にいきすぎて投げられない。
原因として投げるときに右脚の蹴りが全くできない。左脚が曲がってしまっていて,
左脚でストップ(ブロック)をかけなければ前へ突っ込んでしまう。
左脚のストップ(ブロック)ができると身体が起きあがってくる。突き出せる。
感覚的な要素
@バラの花・・・手の甲にバラの花をつけていることを創造して,または何か工夫し
てくっつけてみる。手のひらを意識しがちだが手の甲のバラに着目しながら投げる
と長く砲丸に力が加えられるのでは。
A突き出しの際に左肩を動かさず固定するような感じで,肩を置くことで,突き出し
が前方までできる。
B1回したことを2回する。グライドに入るときに,右足で強く蹴ってパワーポジシ
ョンに入ったときにさらにつよく地面を蹴って立ち上がる。躍動感がでる。
グーン,グーンというリズムで。止まった感じに見えるがなかなかよい。
ためができる。
Cパワーポジションからリリースポイントまで砲丸をまっすぐ最短距離で突き出す
ために円筒の中を通すようなイメージ,感覚で突き出し投げる。
D砲丸は手のはらで投げる感覚でやると指や手首のスナップがききやすくなる。
E砲丸は投げるでなく,つきだしもう一押しする感覚で投げる。ボールを投げ
るように投げると,リリースポイントまで遠回りして時間がかかり,肩や手首など
を痛めやすい。
Fパワーポジションの作り方・右足の親指の線上に膝がきて、そのまた線上におへ
そがくる。構えたときに、右足小指の上に砲丸がくる。
G広背筋を意識して、そこに力を入れて構えを作るとよい。広背筋を動かす。
H構えから、上体を起こしながらおなかを投てき方向に速く回すと腰も右足甲も投て
き方向に向きやすい。地面からの力をもらえる。
I鼻の下の部分を意識して、投げる。投てき方向に早く向ける。
実技指導
@砲丸の持ち方
Aいろいろな投げ方
手首から肘にかけての線が砲丸に対してまっすぐにかかる。
・両膝ついて投げる
・両足をそろえて投げる。重心移動なし。力を出しにくい。
・椅子に座った状態から投げる。
・クロスして投げる。胸の張りを感じながら。
・右足でジャンプして上に突き出す。右足の使い方。
・回転して投げる。
・左足を足止めの上に置いて投げる。右足に加重しやすい。
・砲丸を落下させながら投げる。感覚をつかむ。加速しながら投げることの意義。
Bパワーポジションの作り方(スタンディング・広背筋を意識して)
・両足ジャンプで一番高く跳べる位置を確認。
右手は投擲方向。
そこから右手を引いて構える。
・構えから突き出す。突き出したあと止まる。(練習方法)
Cグライドの練習
・
1、2、3のリズムを大切にして
・1で
左足を上げる。2で引き付ける右足くるぶしあたり。体は小さく丸くして
背筋を張らない。3で左足をまっすぐに地面に突き刺さるようにひく。スタン
ディングの構えをつくる。
・歩き・・前、後ろ
・連続グライドをしてみる。